今回は、国内17のエリアで販売代理店を展開しているウォーターサーバーフランチャイズ「マーキュロップ」について見ていきましょう。運営会社の株式会社マーキュロップは、2004年に会社を設立し、天然水製造販売、宅配水のフランチャイズ以外にも電力販売事業も手掛けている会社です。

※2020年7月時点、マーキュロップWEBサイトから抜粋

ウォーターサーバーのフランチャイズとしては「アクアクララ」などが挙げられますが、顧客満足度がとても高く、継続率99.7%と非常に高い数値を出しているのは、この「マーキュロップ」になります。

水道水ではなく、なぜミネラルウォーターが好まれるのか?

サントリー食品がミネラルウォーターに関する市場調査をした所、「20代の4人に1人は、小学生の時にはミネラルウォーターを飲んでいた。」という結果が出たと報告しました。
昔は、水道水は、臭くて飲めないなどといった理由で、ミネラルウォーターを購入している人がほとんどでしたが、水道水がとてもおいしくなった昨今では、生活者の健康志向が高まり、あえて、ミネラルウォーターを選ぶ人が増えています。

そんなミネラルウォーターですが、現在、国内のミネラルウォーター、宅配水市場はどんどん拡大し続けており、2017年度の市場規模は、2,950億円となっており、コーヒー飲料、お茶飲料、炭酸飲料に次ぐ規模へと成長しています。
また、宅配水の市場規模は、2017年度の市場規模は、1,330億円となっており、ミネラルウォーターを凌ぐほどに急成長しています。

右肩上がりで成長しているミネラルウォーターですが、相次ぐ災害を受けたことで、水を備蓄する人が増え、また、救援物資として利用されることが増えた事も、この成長の鍵になっていると考えられます。

※市場概況は、矢野経済研究所WEBサイトから抜粋
https://www.yano.co.jp/press-release/show/press_id/2107

マーキュロップが扱う商品「富士山の天然水」とは?

宅配水市場、参入企業が増加したことで、フランチャイズは差別化を図ろうと、様々な特色を出してきています。
最近では、お水の質や味にこだわるフランチャイズが増え、同じ名前のお水でも、水源や汲みあげに差が出ています。

マーキュロップが扱う富士山の天然水は、他のフランチャイズでも扱っている所もありますが、標高日本一の水源から汲みあげ、RO水ではない本物の天然水を使用していることがとても人気で、継続率99%という数字に繋がっているようです。

また、お水の味にもこだわりを持っており、モンドセレクションになんども受賞するなど、プロが認めた天然水を使用しており、マーキュロップも、この点を選ばれる理由の1つと上げています。

加盟金・ロイヤリティは不要だが実際は…

加盟金・ロイヤリティは不要のようですが、保証金や研修費などが別途必要となります。

実際の費用感は、

加盟金0円
ロイヤリティ0円
契約更新料0円
保証金300万円
研修費など約350万円

契約タイプは、販売代理店と取次店の2種類があります。
販売代理店は、営業、配送、契約、顧客管理など業務全般を含んでいますが、取次店は、ウォーターサーバーをお申込いただくお客様を紹介するのみとなり、業務内容が大きく異なります。

販売代理店を希望する場合の注意点として、倉庫やウォーターサーバーを配送する車両などをすでにお持ちであれば、上記の金額で事業を開始することは可能ですが、設備や車両が無い場合などは、別途費用が発生するので、この点を含めて慎重に検討をする必要があると思われます。

他のフランチャイズ店との違いは、魅力的な様々なキャンペーンを実施している点です。
採水環境や、工場内の製造風景が見学できるツアーがあります。新規顧客確保のために、こういった工場見学ツアーなどを利用することがでできます。また、フランチャイズ店舗毎に、個別にサポートをしてくれるなど、教育面でも手厚いサポートも評判が高いです。
 

宅配水のフランチャイズとマーキュロップに関する総括

マーキュロップのフランチャイズに加盟する点で、一番大きなメリットとして、売上が継続して見込めるという点が大きいです。宅配水は、定期的にお客様にミネラルウォーターを届けるサービスということで、毎月、一定額の売り上げが見込めます。また、マーキュロップは継続率99%以上と高い数値も安心材料となります。

マーキュロップのフランチャイズは、現在の本業とは別に、新規事業として立ち上げることも可能です。
もう1本の柱に何か新規で事業を始めたいという方には、この右肩上がりの宅配水市場は、ありかもしれませんね。