
今回は、国内100店舗以上を抱える複合カフェのフランチャイズを展開する「自遊空間」について見ていきましょう。運営会社の株式会社ランシステムは、複合カフェの経営や不動産事業を手掛けている会社で、子会社の株式会社ランウェルネスは、児童発達支援事業、放課後等デイサービスなどの事業を行っています。
※2020年7月時点、ランシステムWEBサイトから抜粋
複合カフェのフランチャイズとしては「快活CLUB」といった名前をよく耳にしますが、入店から精算まで、すべてをセルフシステムへとした進化する複合カフェとして「自遊空間」はとても注目度が高いです。
自遊空間のテレワークも可能な最新設備を紹介
飲食以外のサービスを提供をする喫茶店を複合カフェやメディアカフェなどと呼びます。自遊空間は、その複合カフェ業界初として、セルフシステムを導入した事で、話題となりました。
■新たな取り組みとして導入されたセルフシステムでできる事
・その場で会員カードも発行することができる入会システム。
・会員カードで入退場ゲートの開閉。
・クレジットカードや電子マネーにも対応しているセルフ精算機。
・スマホのアプリから注文することが可能。
・個室や女性専用エリアなどの施錠を自動で制御。
このようなシステムを導入することで、人手不足の解消、人件費の削減が可能となります。
また、自遊空間では、最新の設備を備えており、インターネットにマンガ、カラオケ、フリーのWi-Fiはもちろんの事、Web会議も可能な鍵付防音個室や、officeソフトが利用できるなど、リモートワーク、テレワークとしても利用可能できる事から、様々な世代で人気があります。
初期投資はどれくらい必要なのか?
都心型店舗と、郊外型店舗の場合で、初期費用の金額が大きく変わってきます。
・都心型店舗の場合(客席64席)
加盟金 | 200万円 |
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開業準備費 | 60万円 |
研修費 | 60万円 |
保証金 | 100万円 |
ロイヤリティー | 毎月の売上高の3%相当額 |
こちらの金額以外にも、設備投資や人件費、商品仕入などの費用も必要となり、初期投資額としては約4600万円~となります。
物件取得費用や工事費用などは含まれていないので、注意が必要です。
自遊空間のフランチャイズでのビジネスモデル
複合カフェのフランチャイズには、かなりのまとまった金額が必要だという事が分かりました。そうなると、この初期投資を回収するには、どれくらいの期間が必要になるのかが気になってきます。
ランシステムのWEBサイトに、5ヵ年収支モデルが掲載されていましたので、ご紹介します。
参照:https://www.runsystem.co.jp/fc_invest.html
この図を見て分かる通り、5年目に営業利益累計がプラスになるイメージです。これは、ノウハウによって得たデータを元に作成されています。収益モデルなど、無理のない事業計画を提案してもらい、納得した上での加盟契約締結となるので、納得がいくまでとことん、相談ができます。
さらに、開業した後も、定期的な店舗巡回や店舗間交流なども定期的に行われており、万全のサポート体制が整っているので安心です。
サポート体制も万全
自遊空間では、オープン後のサポート体制も万全です。定期的に店舗を巡回してくれるので、即座に相談することが出来ます。また、直営店とFC加盟店での店舗間の交流会も開催されているので、情報交換の場が持てます。
専用のシステムも利用できるので、売上や稼働状況もリアルタイムで確認することも可能など、あらゆる面からサポートしてくれます。
自遊空間のフランチャイズ経営のメリットとデメリット
メリット
・自遊空間の設備、内装など、他の競合店よりクオリティが高い。
・成長が期待できる業界。
・ネームバリューがありチェーン店舗の仲間になれる。
・経営ノウハウを学べる。
デメリット
・初期投資、設備費にかなりの金額が必要。
・そこそこの広さも必要だし、場所も良くないと、お客さんの入りが悪い。
・それなりの保証がないとビジネスを始める側は不安
北海道から九州までの全国展開だからこそ
初期投資の金額がやはり高額、ランニングコストがかかるという点がネックという口コミも投稿されている中、フランチャイズに参加したオーナーさんからは、全国展開している自遊空間だからこそ、多数の店舗のノウハウがあり、具体的な提案をしてくれる。手厚いサポートをしてくれ助かったという口コミも多くみられた。
複合カフェのフランチャイズと自遊空間に関する総括
複合カフェへの利用者は、子供からお年寄りまでととても幅広く、無くてはならない存在へと成長しました。だからこそ、競争相手も多く、他との差別化が求められています。
この自遊空間は、業界初のシステムを導入したりと、常に進化し続けている点が、人気の秘密なのかもしれません。