
今回は、全国でホテル運営のフランチャイズを展開している「アパホテル」について見ていきましょう。
国内、海外を含め約400店舗以上のホテル運営を展開しているアパホテルでは、フランチャイズを展開しています。加盟店数は国内でトップの55棟となっており、この数字は、右肩上がりに増え続けています。
※2022年7月時点、アパホテルから抜粋
アパホテルの最大の強みは高い知名度。また、運営のノウハウを使用する事が出来るので、安定した経営をすることが可能です。
ホテルを所有していないオーナーでも加盟する事が出来るので、ホテル運営を検討している方からはとても注目が高いフランチャイズです。
知名度による安心感
アパホテルと聞いて、知らない人は少ないのではないでしょうか?社長自ら広告となり、メディアの露出も多いので、とても知名度の高いホテルとなっています。
この大きな強みである知名度を生かし、フランチャイズ加盟店も右肩上がりに成長。2021年には55棟と国内の加盟店数でNo.1となっています。
参照:アパホテルホームページより
選べる2つの契約
ホテルのフランチャイズと聞くと、新規でホテルを建設しなくてはいけないのか?などと疑問がありますが、アパホテルは、ホテルを所有、ホテル用地を保有といった、選べる2つの契約があります。
転換型と新築型
転換型とは、すでにホテルを所有している方向けでありますが、ホテルを所有しているからと言ってフランチャイズに登録できるという事ではないようです。
加盟の条件として、客室数40室以上、駅前、主要幹線道路沿いといった条件があります。
新築型のホテル用地保有の場合でも、大都市圏100坪以上の土地、地方中核都市200坪以上の土地などといった加盟条件があるようです。
初期費用やロイヤリティは?
現在ホテルを所有しているかしていないかで、初期費用が大きく変わります。今回は、すでにホテルを所有している場合の初期費用を確認してみましょう!
初期費用加盟金:1室11万円
開業指導料:月額110万円(4ヵ月想定)
保証金:300万円(非課税)
継続費用ロイヤルティ:売上高の4%~
販売促進負担金:売上高の1%~
ロイヤルティは、変動契約も可能とのことなので、経営状況を踏まえて検討することが出来ます。
上記金額以外にも、館内外の改修費用などが別途発生しますので、かなりまとまった費用が必要となります。
加盟店オーナーの口コミ
アパホテルのフランチャイズオーナーからの口コミをまとめました。
加盟する前は、ホテルの稼働率が70%ほどでした。
リピーターのお客様にも多数ご愛顧いただいておりましたが、これからの10 年後、20 年後を見据えた時に、いかにホテルを守り、継続・発展できるかを考えました。業界の競争が激化する昨今、必要なのは「ブランド力」と「会員組織」であると感じ、加盟を決意しました。加盟後は、開業1ヶ月目からロケットスタートで稼働率と売上が大幅に伸び、大変な衝撃を受けました。今では満室が多くなり、お客様からの問合せをお断りしている状況です。経営が黒字化できたおかげで、60室のホテルの隣に増築棟を建て83室とし、利益の上積みができています。
引用先:https://www.apahotel.com/fc-ph/franchise/owner/index.html
ホテル運営のフランチャイズアパホテルに関する総括
抜群の知名度があるアパホテルは、誰もが知っているホテルとして宿泊者からの安心度が高いホテルです。
その高い知名度を生かして、初年度から稼働率約30%もUPしているホテルもあるそうです。長年の実績とノウハウで、そのホテルに合った経営戦略を進めてくれるので、フランチャイズに加盟するホテルが右肩上がりに増えているそうです。