今回は、全国で法人向け宅配サービスのフランチャイズを展開している「やどかり弁当」について見ていきましょう。

高齢者や共働き、子育て世代のニーズに応える形で、宅配サービスの市場は、右肩上がりに成長をし続けています。やどかり弁当では、個人向けではなく、法人向けの宅配サービスとして他社との差別化を図ることで、安定した売り上げを得ることが出来ます。

※2021年5月時点、やどかり弁当WEBサイトから抜粋

飲食店を開業しているオーナー向けのフランチャイズではありますが、空き時間を利用することで、さらなる売り上げに繋がります。

やどかり弁当は二毛作事業

やどかり弁当は、すでに飲食店等で開業をしているオーナー向けのフランチャイズとなっており、全国で300店舗を展開しています。
お店の空き時間などを使って日替わり弁当を作り、近隣の企業などへと配達をします。空き時間を使っての作業となるので、売り上げを上乗せ出来ますし、自身のお店の宣伝にも繋がります。

システムの流れ

一からお弁当のメニューや味などを決めるのは大変ですが、このヤドカリ弁当では、1000種類以上のレシピを提供。
さらに、カットされた野菜や自然解凍で提供できるおかずを利用することで、アルバイトの方でも簡単に調理することが可能です。

また、ご飯も独自製法の無洗米十六雑穀にするなど、栄養面はもちろん、調理時間も少しでも短縮できるように考えられています。

法人向け宅配サービスとは

高齢者向けの宅配サービスが増えている中、やどかり弁当では、企業や法人向けの宅配サービスとなっています。その為、競合するお店が少ない状態なので、安定した売り上げを確保できると言われています。

会社勤めのOLやビジネスマンを始め、近隣の病院や役所などが主な宅配先となります。ですので、毎日、日替わりのメニューを用意するなどの工夫も必要となりますが、やどかり弁当では、1食あたり40品目以上の食材を使用し、さらに低価格、配送が無料などといった点がとても好評で、リピーターがどんどん増えているようです。

初期費用やロイヤリティは?

設備費などは、既存の店舗を利用するため必要はありませんが、コンサルティング費用などが発生するようです。

・導入コンサルティング費用 3,300,000円
・ロイヤリティ 220,000円
・メニューサポート費用 200,000円

契約タイプがいくつかあるようで、コンサルティング契約タイプだと、契約期間は3年となっており、開業資金は、およそ530万円前後となっているようです。

引用先:https://yadoben.com/

加盟店オーナーの口コミ

やどかり弁当のフランチャイズオーナーからの口コミをまとめました。

多くのお客様から「おいしかったです」と言ってもらえるのがとても嬉しいです。トレーナーの方の的確なアドバイス通りに行動すれば、そこに成功への近道があります。

最初は不安もあったし、損益分岐に関しては、仕込みに当初の予想以上に時間がかかってしまう為、事前の情報よりは大変で、リスクが思っていたよりも大きいかなと感じた。ただ、味は喜ばれているし、当初の目的としていた「相乗効果」(お弁当の顧客を本業の店舗集客につなげること)は出てきています。

80個販売で10万円の利益が上乗せされますの言葉に惹かれたのと、営業の対応の良さです。又、内容も他店と差別化のできる雑穀米、日替わりの内容です。しっかりレシピがあるので、オペレーションも慣れれば簡単かなと思いました。ヘルシーの容器もお気に入りです。

宅配サービスのフランチャイズとやどかり弁当に関する総括

顧客のリピート率は90%と高い数値を出しているやどかり弁当。法人向けの宅配サービスに的を絞ることで、他社との差別化を図ることが出来、売り上げへと繋がっています。中には、毎月500万円の売り上げがある店舗もあるようで、安定した収入を得ることが出来る業種と言えそうです。