今回は、全国で唐揚げ専門店を展開している「総本家 もり山」について見ていきましょう。

総本家もり山は、中津からあげ発祥の唐揚げ専門店として、昭和45年に創業されました。当初は、大分県中津市を中心に地域密着というスタイルでの運営でしたが、日本全国でこの唐揚げを味わいたいという要望が高まり、フランチャイズ店舗の募集を開始しています。

※2021年1月時点、総本家 もり山WEBサイトから抜粋

現在は、お持ち帰り専門店として、全国各地へと広がりつつある「総本家 もり山」は、老若男女問わず人気の高い唐揚げ専門店として、注目が集まっているフランチャイズとなっています。

唐揚げは、国民食へと急成長

唐揚げといえば、好きな食べ物ランキングでも上位に入るほど、昔も今もとても人気のあるメニューです。
ニチレイフーズがこの唐揚げに関して調査した所、月に1回以上から揚げを食べる人は、調査した対象者全体の約80%。2020年度は年間換算でなんと、約400億個以上のから揚げが消費されたと報告されました。

さらに、唐揚げを1ヵ月間に食べる個数は、大分県が最も多く、56.5個。次いで、千葉県が52個、北海道が51.8個となっており、データーからみても、中津からあげ発祥である大分県では、特に人気のあるメニューという事が分かります。

引用元:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000003.000043730.html

全国で開催される唐揚げのイベント

地元の大分県中津市では昔から有名だった「総本家 もり山」ですが、全国各地で開催されるイベントや、マスコミ、情報雑誌の特集によって、全国に認知されるようになり、人気の唐揚げ店へと成長していきました。

また、家庭以外で調理された食品を購入し、家庭内で食べるという中食ブームの追い風を受け、テイクアウト店などの市場規模も成長しており、安定した集客が見込めます。

日本唐揚協会

国民食へと急成長している唐揚げですが、日本唐揚協会というものが存在します。この協会では、イベントの開催や多くの唐揚げの美味しさを人々に伝えることの出来る人物、「カラアゲニスト」の育成。また、唐揚検定の実施を行うなど、唐揚げ人気の一役を買っている存在となっています。

初期費用やロイヤリティはどれくらい?

店舗の形式によって、内装費や設備費などに差が出てきますが、平均的な開業資金は、350~600万円前後となっているようです。

加盟金 100万円
研修費 30万円
店舗内外装、設備費等 約200~400万円
ロイヤリティ 月額8万円

上記の金額以外には、敷金や不動産手数料は必要となります。また、「秘伝のたれ」や使用する鶏肉などは、本部から購入することとなります。
尚、店舗の営業開始月より3か月間は、ロイヤリティは毎月5万円となります。

総本家 もり山の強み

「総本家 もり山」では、顧客の需要に応じ、時間帯によって商品を構成しています。ランチの時間帯ではお弁当を、スナック需要としておやつからあげ、ディナーの時間帯は、お弁当や惣菜、おつまみ系の商品を取りそろえるようにしており、顧客需要を調査と分析し売れ筋商品を構成しています。

味はもちろんの事、こういった顧客の需要を把握することで高いリピート率へと繋がり、安定した売り上げへと繋がっているようです。

飲食店のフランチャイズと総本家 もり山に関する総括

飲食店のフランチャイズとしては、比較的低コストで開業できるので、副業で開業することも可能です。中食市場も右肩上がりに伸びており、安定した売り上げが見込めるフランチャイズとなっています。